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安倍首相 2887日目 [感想]

安倍首相の首相在職期間が2887日で、歴代最長となった。明日で記録更新である。

2887日というと、7.9年で、8年に満たない。これで最長とは、日本の首相はくるくる交代していることを示す。

交代しすぎて損をしている面もあると思うが、そのことは論じられないね。最低でも5年ぐらいはやってほしい。

安倍時代をなんと評価するか。脇が甘いというか、ユルい政権だという印象。頭もよくないだろうし、それでかえって長続きしたのかもしれない。

色んな利権をうまく調整してきたから長続きしたのだろう。利権という貝殻が船底に付きすぎて日本丸の動きはなお重くなった気がする。

安倍政権の政策をなんと評価すべきか。痛み止めを射って、なんとか痛みを感じさせないようにしたということかな。

最近は、疲れが見えるね。

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ベルリン・フィル演奏会 [感想]

2019/11/19

ベルリン・フィルの演奏会を、川崎ミューザで聴く。指揮は、ズービン・メータだった。

去年、イスラエル・フィルの演奏会を聴こうと思っていたら、メータが病気ということでコンサートが中止になった。トシもトシだから、復帰できないだろうと思っていた。

指揮はできるようになったものの、メータはヨボヨボ歩きでステージに出てきた。足元がおぼつかない。倒れるんじゃないかと思った。もちろん、椅子に座って指揮した。頼りない気がしたが、音楽が始まれば別物である。

ベルリン・フィルの演奏会に出かけたのは、一度も聴いたことがなかったからである。43000円のチケット代金は恐ろしいが、これが最後と思えば、奮発する理由になる。完売かと思っていたが、何席が空席があった。サントリーホールの最終公演のチケットもホールで売っていたから、完売満席とはならないようである。

新しい常任指揮者のキリル・ペトレンコだったら、と思う。来年の6月に公演があるが、指揮はグスターボ・ドゥダメルの予定である。

高齢になると、聞く自分の体調が問題だ。ひどい体調だとボンヤリしてしまい、ろくに聞けない状況になる。演奏会の途中でおかしくなることもある。こういう経験が積み重なると、演奏会には行きたくなくなる。金の無駄だ。

19日は、朝と昼がひどい状態で、2度居眠りをした。それが幸いして、夕方から体調が良くなった。運が良かった。

プログラムは、最初がリヒャルト・シュトラウスの「ドン・キホーテ」。チェロはルートヴィヒ・クヴァント。ヴィオラはアミハイ・グロス。

リヒャルト・シュトラウスの交響詩はクルクル、ダラダラ続くように感じる。蛇がとぐろを巻いているような曲で、どこが頭だか、どこが尻尾だか分からない印象を受ける。最後は、早く終わらないかなと思ったぐらいである。演奏が悪いわけではなかった。チェロもヴィオラも優秀で、感じるところがあった。

メインはベートーヴェンの「英雄」だった。プログラムとしてはどうかと思うが、リヒャルト・シュトラウスは自作の「ドン・キホーテ」と「英雄の生涯」をペアで演奏するように提唱していたらしい。「英雄の生涯」の代わりに「英雄」を持ってものと思われる。筋は通っている。

「英雄」は大家の演奏で、小粒な現代風の演奏とは違った。この方が私、古老は安心できる。いつも第2楽章で退屈するが、今回はだれなかった。オーボエが優秀である。ジョナサン・ケリーという奏者だが、私は名前を聞いたことがない。

フルートはエマニュエル・パユだったはず。灰色の頭になっていたので写真とは印象が違った。クラリネットはオッテンザマー(弟)だったと思うが、今回は目立つところがなかった。

私がクラシックに興味を持った当時、ズービン・メータは新進気鋭の指揮者だった。小澤征爾、クラウディオ・アバド、ローリン・マゼールが若手の有望株だった。

あれから半世紀が過ぎ、アバドとマゼールはすでに亡くなり、小澤征爾は30分ぐらいしか指揮できない状況で、半ば引退したも同然。メータのヨボヨボ歩く姿を見ると、時代が過ぎ去ったと感じる。

オレも同じなんだなぁ…。

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センター北駅 秋景色 [感想]

2019/11/20 センター北駅。年月日が重要だ。

秋色が深まる。今年は紅葉を見ようと思っている。

紅葉を見ることができるのも、今年が最後かもしれない。来年は、分からない。

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老いるというのは容易なことではない。なってみないと、分からない。高齢者に対するアドバイスが溢れるほどあるが、本当にわかっているのだろうかと、思う。

頭の中の知識で対応するので、老年者本人の心には届かない。そもそも高齢者のありようが個人差がありすぎ、普遍的な答えがあるわけではなさそうだ。

10年以上前には親の介護をしていたが、あれでよかったのだろうかと疑問を感じる。もう、遅いが。

アンチエイジングというが、私は御免だ。老いには逆らうな。これが今の心境である。



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