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2019/12/14 東京交響楽団名曲全集 ミューザ [感想]

12月14日。川崎ミューザで、東京交響楽団名曲全集第152回をきく。指揮:秋山和慶。

ベートーヴェンの第9「合唱」がメインだった。前座がブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番(独奏:シャノン・リー)だった。

ヴァイオリン協奏曲には不感症?なので、なんとなく終わってしまった。この女性奏者はオーラが足りない。

「合唱」は第1,第2楽章は感興薄く、第3楽章からよくなった。第4楽章の盛り上がりが素晴らしい。

先週のマーラーの第1番といい、東京交響楽団は音の鳴りっぷりが強烈だ。ニュアンスが問題かもしれないが、私の耳の衰えが原因かもしれないので、判断は控える。

音のダイナミックさは分かるが、細かいニュアンスはききとれなくなった。

音楽会批評が新聞や雑誌に掲載されるが、何歳の人が、どの座席できいたかが分からないと、批評の妥当性が判断できない。

独唱(吉田珠代、中島郁子、宮里直樹、伊藤貴之)も素晴らしかった。オケの背後で歌ったので聞き取りにくいと思っていたら、そういうことはなかった。真正面の席できいたからか。

「合唱」で終わりかと思ったら、最後は「蛍の光」が演奏された。演出付き。場内が徐々に薄暗くなり、合唱団は蝋燭(もちろんLEDである)をともし、歌った。最後は真っ暗になった。

涙が出そうになった。1年を終えるという感慨よりも、自分の人生も終わりに近づきつつあると感じたからである。




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